2021年7月6日
「レストランはいかにゲストの皆さま方に心地よく、楽しく食事を満喫していただけるかが大切です」と語る門口良三シェフ。97年の開店以来ずっと、クラシックを軸に据えつつ、生産者の顔が見える旬の食材を用い、皿の上で季節を表現してきた。フランス語で「カレンダー」を意味する、店名の「カランドリエ」には、料理を通して旬を満喫してもらいたい、という思いを込めた。そんな華やかで力強い門口シェフの料理に魅せられて、季節ごとに、記念日ごとに、そしてなかには毎週来店するゲストもいるなど、リピート客が多いのがこちらの特徴だ。
料理は昼夜ともにコースとアラカルトが用意されている。とくにアラカルトは食べられる量に対応できるようにと、ハーフポーションの皿も準備されるなどの心づかいがうれしい。細やかなサービスとフランスのエスプリを随所に感じる料理の数々。大阪のグランメゾンの草分け的存在として、圧倒的な安心感を保つ。
オーナーシェフ 門口良三さん RYOZO MONGUCHI
1965年大阪府生まれ。阪急グループのレストランにてキャリアスタート。その後大阪市天王寺区の都ホテルに入社。宴会調理部、レストランなどを経て、東京、市ヶ谷の「レストランリヨン」のオープニングスタッフとして1年、四ツ谷の「ミクニ」で5年半キャリアを重ねたのち、渡仏。ストラスブールの「クロコディール」、ブルゴーニュの「レスぺランス」にて修業後帰国。97年に大阪で「カランドリエ」を開店。